『私は双子なのに仲が悪い』双子育児で知っておいてほしい事
女の双子と言うと、
『羨ましいー!』
『仲良いでしょ✨』
『似てる?写メ見せて!』
と必ずと言って良いほど言われる。
『子供の頃は似てたけど、だんだん顔が違ってきて双子というより姉妹って感じだよ。写メ最近撮ってないから無いなぁー』
毎回そんな返答しかできません。
だって、仲良くないから。
不仲です。
双子=超仲良し
テレパシーか使える。
みたいな都市伝説、今だにどこかで信じられているようで。笑
子供の頃はたしかに喧嘩も多かったけれど、友達が家にいる感じで、常に一緒に遊んでいました。
小学校〜中学校は近所の共通の友達と4人で仲良しで、それぞれ組み合わせを変えつつ仲良く登下校。
もちろん常に喧嘩は大バトル!でしたが外に出ると
心強い仲間というか、『私は一人ではない』という無意識な安心感がありました。
ただ、小学校から中学に上がる際に学区の関係で同じ小学校仲間の大勢と離れ離れに。隣の小学校メンバーの中に私たち一部の区域の10名程が【転校】するような感覚で合流。笑
すると、今まで当たり前のように受け入れられ、意識せずに来られた【双子】という事が再注目されるように。。。💦
これが問題だったのか?幸いなのか?自分で言うのも何ですが私たちは俗に言う『美人姉妹』でした。(そう気付かされたのもこの中学校入学。)
自分や双子の片割れの事を褒められるのは嬉しいけれど、言葉の端々のどこかで『比べられている』感覚が消えず。
それに今までほぼ【同じ】だった身長や体重、容姿、得意科目や友達関係に違いが出てくるようになりました。(当たり前ですが)
それは子供の頃からお互い何となく感じていた
【コンプレックス】を強めるように。
周りは『羨ましい』と感じてくれていても、多感な中学生には辛いものがありました。
どっち?
先生達といえば教室に入るなりニヤケ顔で
『お前はどっちだ?』の一言。
この教室にいるのは私なのに、バカなのか?と、返事もしないことも。
家ではいつの頃からか相方に母を独占されるようになり、どちらかが母に話しかけてると片方は話に加わらない。良いリアクションもしない。
そうなると、自分が話している方が有利。
『自分の方が母と仲良く楽しげに話している』という優位な立場の奪い合いでした。
母は母で、そんな争いに巻き込まれたくないのか?中立を保ちたいのか?
争いや不仲に関して一切触れず、それぞれの相手をするだけ。
母に非があるとは思いませんが、どうにかして欲しかった気持ちは正直あったかもしれない。
というのも、(恐らく)この不仲の原因であり先導役は相方側だったから。
家にいると居場所がない
なんか居心地悪い。そんな風に明らかに思い始めたのは大学のあたり。
私は正直仲良くしたいし、相方の事が好きだった。
けれど、性格も違うしどちらかと言うと向こうが私に対して気に食わない事があるらしく、気づかないうちにムカつかれている事が多い。なんか上手くいかない。
相手の地雷を踏んでることにも気づかない(感覚が違いすぎて、友達よりも気を遣う)
せっかく双子で生まれてきたのに。
どうして仲良くできないんだろう。。。
不仲の原因は?
20代半ば頃、本格的に悩むようになり有名な占い師や霊能者の人達にこの件を相談した事がありました。
すると相談時期は違いましたが、相談した占い師、霊能者3名ともから同じ答えが!!
○向こうは私にコンプレックスがある。私は何でも手に入れていて、何でも持っていると思われている。(仕事、友達付き合い、彼氏など)
○私は向こうの事を『双子の片割れ』と思っているが、(その通り!!)向こうは私の事を『妹』だと上から目線で見ている。その認識のズレが大きい。私の方が目立ったり優れていると悔しい。
のだそうです。私の方が何でも手に入れていると思われていたなんてびっくり。
でもたしかに向こうはよく他人の前で私の事を『妹』と呼んでいました!
そして私は向こうと話す時は同い年の友達と喋る感覚でラフにやり取りするのですが、それが相手からすると『偉そうに』『図々しい』と捉えられてしまっている感じも納得。。
どうして急にムスッとしてるのか分からない時が多々ありましたが、なんだか全ての出来事や悩みの点と点が繋がって解明された気分。
私は割とフットワークが軽かったことと、人脈の関係で華やかな世界の人たちと知り合う機会が多かった。
私が彼氏ができたのは中学1年。向こうは高校2年。私のほうが数年早く結婚し、先に出産も経験しました。
全く気にしていなかったし、むしろ向こうのほうが『正統派美人』でモテていたと思います。どうしてそんなに目の敵にされるのだろう。。。
いつまで続くのか
『一生このままなのか?いつになれば良い関係が築けるのか?』
と相談しました。 その答えは、
『向こうに子供が産まれて、その子供をあなたが可愛がるようになれば関係は修復される』とのこと。
いつかは終わるんだ。そう思えただけで大変救われました。
自分が親の立場なら
自分が双子の親という立場であったら。。
もう1人が話に加わっていなかったり、疎外感を感じていそうなら
積極的に話しかけてみんなで会話できるように心がけていたかもしれません。
2人がギクシャクしているなら、きちんと2人に向き合って、3人になり、会話する。
これって難しいことだと思います。でも、親がそういう空気を作るのって家族団欒に大切なことなんじゃないかなぁ。
(親を責めているわけではありませんが)
私は残念ながら不仲で育ち今に至りますが、世間には仲良し双子も大勢いると思います。
その人達のように私達もこれからきっと再生できる!
双子を育てる方、双子が身近にいる方、皆さんに
『こんな双子もいるんだ』という事を知っていただきたいと思いこの記事を書きました。
今後の双子との付き合いに役立てて頂けると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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